「トリーバーチ(TORY BURCH)は時代遅れで人気ない」「おばさん向けのブランドでは?」といった悪い評判を耳にして、定番のバッグや財布の購入をためらってはいませんか。
確かに過去に流行したイメージから、特定の年齢層にしか合わないのではないか、という懸念を抱くかもしれません。しかし、実際には多くの芸能人にも愛用されており、SNSなどでは良い評判も数多く見受けられます。
この記事では、トリーバー-チがダサいというイメージがなぜ生まれたのかを深掘りし、その上でブランドが持つ本当の魅力と現在の評価について、多角的な視点から徹底的に解説していきます。
【この記事でわかること】
- トリーバーチが時代遅れと言われる本当の理由
- 実際の愛用者の年齢層と世間でのリアルな評判
- 時代遅れに見えない人気アイテムとその選び方
- フルラなど他の人気ブランドとの客観的な比較
トリーバーチがダサいという評判の理由
まずは、なぜトリーバーチがダサいと言われるのか。その背景にある具体的な理由を多角的に分析していきます。
- 時代遅れで人気ないと言われる背景
- ネット上で見られる悪い評判の真相
- おばさん向けブランドというイメージは本当か
- 実際の愛用者の年齢層をデータで見る
時代遅れで人気ないと言われる背景

トリーバーチが時代遅れと言われることがある最大の理由は、2000年代に一世を風靡したブランドであるためです。
2004年にニューヨークで誕生したトリーバーチは、2006年に発表されたフラットシューズ「REVA」が世界的な大ヒットを記録し、瞬く間にラグジュアリーブランドとしての地位を確立しました。
この時期の大きな流行を知っている世代にとっては、昔流行ったブランドというイメージが定着しやすいと考えられます。
また、ファッションのトレンドは常に移り変わります。新しいブランドが次々と登場し、SNSなどを通じて新たな流行が生まれる中で、確立されたスタイルを持つトリーバーチが、一部の流行に敏感な層からは目新しさに欠けると感じられることがあるのかもしれません。
このように、ブランドの人気が落ちたわけではなく、過去の大きなブームの記憶が時代遅れという印象に繋がっているのが現状です。そのため、この動きは人気ブランドの宿命ともいえるでしょう。
ネット上で見られる悪い評判の真相

インターネットやSNSで見られるトリーバーチに関する悪い評判は、主に二つのデザイン的特徴に起因していると考えられます。
一つ目は、ブランドの象徴であるダブルTロゴが大きく目立つデザインです。このアイコニックなロゴは、一目でトリーバーチだと分かる存在感を放ち、ブランドのラグジュアリー感を演出しています。
しかし、近年のファッショントレンドは、ロゴを控えめにあしらったノームコアやミニマリズムが主流です。この流れの中で、大きなロゴは主張が強すぎるという印象を与え、ダサいと感じる人がいるのも事実です。
二つ目は、デザインがシンプルで無難すぎるといった意見です。トリーバー-チのアイテムは、流行に左右されず長く使えるクラシックなデザインが多いのが特徴です。
これは大きなメリットである一方、個性的なファッションを好む層からは「物足りない」「面白みがない」と映ることがあります。
これらの評判は、あくまで個人の好みや価値観に基づく意見であり、ブランドの品質や価値そのものを否定するものではありません。
おばさん向けブランドというイメージは本当か

トリーバーチがおばさん向けというイメージを持たれることがあるのは、ブランドの持つ上品でクラシックな雰囲気と、実際に愛用している年齢層の広さが関係しています。
前述の通り、トリーバーチは2000年代の流行を経験しており、当時20代や30代だった女性たちが、現在40代から50代となり、引き続き愛用しているケースが多く見られます。落ち着いた世代の愛用者が多いことから、自分たちの世代のブランドではないと若い世代が感じる可能性があります。
また、トリーバーチのブランドコンセプトは手の届くラグジュアリーであり、品質と価格のバランスが取れています。そのため、経済的に余裕のある大人の女性が、日常使いの上質なアイテムとして選ぶことが多いのも事実です。
シンプルで洗練されたデザインは、コーディネート次第でどの年代にもマッチします。ロゴが控えめなアイテムや、モダンなデザインのバッグを選べば、若々しくスタイリッシュな印象を与えることも十分に可能です。
実際の愛用者の年齢層をデータで見る

おばさん向けというイメージとは裏腹に、実際のトリーバーチの愛用者は非常に幅広い年齢層にわたっています。
ブランドが公式にターゲットとしているのは、主に20代後半から60代までの女性です。この幅広い層にアプローチできるのがトリーバー-チの最大の強みと言えます。
20代〜30代の支持層
この世代には、ブランドへの入り口となる比較的手頃な価格帯のアイテムが人気です。例えば、ナイロン素材のトートバッグやフラットシューズ、カードケースなどが初めてのラグジュアリーアイテムとして選ばれることが多くあります。
トレンド感のあるデザインや、ブランドロゴがアクセントになるアイテムが支持される傾向にあります。
40代以上の支持層
40代以上の世代からは、上質なレザーを使用したバッグや財布、アパレルなど、より高価格帯のアイテムが評価されています。
彼女たちは流行よりもタイムレスなデザインと品質を重視し、ロゴが控えめな上品なアイテムを好む傾向が見られます。
このように、トリーバーチは特定の年代に限定されるブランドではなく、ライフステージやファッションの好みに合わせて、世代を超えて楽しめるアイテムを提供しているブランドなのです。
トリーバーチはダサいという誤解を解く魅力
ここからは、トリーバーチはダサいという一部のイメージが誤解であることを、具体的な評判や事実に基づいて解説していきます。
- SNSに溢れる良い評判と口コミ
- 愛用している芸能人とそのスタイル
- フルラとどっちが良いか徹底比較
- アウトレットで賢く購入する方法
- 人気バッグの魅力と定番デザイン
- 長く使えると評判の財布コレクション
SNSに溢れる良い評判と口コミ

時代遅れやダサいといったネガティブな意見とは対照的に、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNS上では、トリーバーチを称賛する声が数多く見つかります。
「通勤用にトリーバーチのトート買ったけど、軽くて大容量で最高!デザインも上品で仕事のモチベーションが上がる」といった、実用性の高さを評価する声は特に多いです。
また、「ロゴがアクセントになって可愛い」「シンプルな服装に合わせるだけでオシャレに見える」など、アイコニックなロゴデザインを肯定的に捉える意見も目立ちます。
若い世代からは「頑張って初めて買ったブランド財布がトリーバーチ。大切に使いたい」「デザインが大人っぽくてかわいい」といった投稿も見られ、憧れのブランドとして認識されていることがうかがえます。
これらのリアルな口コミは、トリーバーチが一部のイメージとは異なり、現代においても多くの女性にとって魅力的で、満足度の高いブランドであることを示しています。
愛用している芸能人とそのスタイル

トリーバー-チは、国内外問わず多くの芸能人やインフルエンサーに愛用されています。彼女たちの洗練されたスタイリングは、ブランドが決して時代遅れではないことの何よりの証明です。
日本では、女優の石原さとみさんがドラマの衣装でワンピースを着用したことが話題になりました。また、北川景子さんはテレビ番組でジオメトリック柄のドレスを着用し、その華やかさが注目を集めました。
モデルの紗栄子さんは自身のYouTubeチャンネルで多数の愛用バッグを公開するなど、熱心なファンとして知られています。
近年では、人気YouTuberグループ「ばんばんざい」のメンバーがTモノグラムシリーズのバッグを愛用するなど、若い世代のインフルエンサーにも支持が広がっています。
彼女たちがトリーバーチのアイテムをファッションに取り入れることで、ブランドの持つ上品さや現代的な魅力が再認識され、ダサいというイメージを払拭する大きな要因となっています。
フルラとどっちが良いか徹底比較

トリーバーチを検討する際、しばしば比較対象となるのがイタリアのブランドであるフルラ(FURLA)です。どちらも手の届くラグジュアリーとして人気のブランドですが、それぞれに異なる魅力があります。
言ってしまえば、トリーバーチはブランドの象徴であるロゴやデザインでファッションを楽しみたい人に向いています。一方、フルラはよりシンプルで上質な素材感を重視し、フォーマルな場面でも活躍するアイテムを求める人におすすめです。
どちらが優れているということではなく、ご自身のファッションの好みやライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
比較項目 | トリーバーチ(Tory Burch) | フルラ(FURLA) |
ブランドイメージ | アメリカン・プレッピー、ボヘミアンシック | イタリアン・エレガンス、ミニマル |
デザインの特徴 | アイコニックなロゴ、大胆な色や柄 | シンプルで上品、上質なレザー、控えめなロゴ |
主な価格帯 | バッグ:4万円~8万円台 | バッグ:4万円~7万円台 |
おすすめな人 | ブランドの個性を楽しみたい人、カジュアルにも合わせたい人 | 上品で落ち着いたスタイルを好む人、ビジネスシーンで使いたい人 |
アウトレットで賢く購入する方法

トリーバーチのアイテムをより手頃な価格で手に入れたい場合、アウトレット店舗での購入は非常に有効な選択肢です。ただし、購入する際にはいくつかの注意点があります。
メリット
最大のメリットは価格です。過去のシーズンのアイテムや、アウトレット専用に企画された商品を、定価よりも大幅に割引された価格で購入できます。
思わぬ掘り出し物に出会える楽しさも魅力の一つです。
注意点・デメリット
アウトレットで販売されている商品は、必ずしも正規店で販売されていたものと同じとは限りません。一部の商品は、コストを抑えるために素材や細部の仕様が変更されたアウトレット専用品である場合があります。また、最新のコレクションは基本的に入荷しません。
購入する際は、商品の品質や素材感をしっかりと自身の目で確かめることが肝心です。とはいえ、ブランドが公式に展開している店舗であるため、品質基準は満たされており、賢く利用すれば非常にお得にショッピングを楽しめます。
人気バッグの魅力と定番デザイン

トリーバーチのバッグは、デザインの美しさと高い実用性を両立させている点が大きな魅力です。ここでは、ブランドを代表する人気の定番シリーズをいくつか紹介します。
エラ(Ella)
軽量で耐久性に優れたナイロンやキャンバス素材を使用したトートバッグシリーズです。
A4サイズの書類やノートパソコンも収納できるため、通勤・通学バッグやマザーズバッグとして絶大な人気を誇ります。フロントに配置された大きなロゴが象徴的で、カジュアルながらも上品な印象を与えます。
キラ(Kira)
ひし形やV字模様のキルティングが施されたレザーに、ダブルTロゴの金具が輝くエレガントなシリーズです。
チェーンストラップが特徴で、ショルダーバッグやクロスボディとして使用できます。パーティーシーンから普段使いまで、コーディネートを華やかに格上げしてくれます。
ペリー(Perry)
上質で柔らかなペブルドレザーを使用した、ミニマルで洗練されたデザインが特徴のトートバッグです。
内部は複数のコンパートメントに分かれており、荷物の整理がしやすい機能性の高さが魅力。控えめなロゴチャームが上品で、ビジネスシーンにも最適なアイテムです。
これらのバッグは、いずれも創業者トリー・バーチの「スタイリッシュでありながら機能的」という想いを体現しており、現代女性の多様なライフスタイルに寄り添う設計となっています。
長く使えると評判の財布コレクション

トリーバーチの財布は、バッグと同様に豊富なデザインと機能性で人気を集めています。上質な素材を使用しながらも、比較的手に取りやすい価格帯である点も支持される理由の一つです。
ロビンソン(Robinson)
傷がつきにくいサフィアーノ調のレザーを使用した、クラシックで構築的なデザインが特徴のシリーズです。
ブランドロゴは控えめにあしらわれており、シンプルで上品な印象を与えます。流行に左右されないデザインのため、長く愛用したいと考える方に最適です。
フレミング(Fleming)
柔らかなラムスキンなどに立体的なキルティングを施した、高級感あふれるシリーズです。
ふっくらとした手触りとエレガントなデザインが魅力で、持つだけで手元を華やかに演出します。収納力も高く、実用性にも優れています。
トリーバーチの財布は、デザイン性はもちろんのこと、カードスロットの数や小銭入れの使いやすさなど、細部にまで配慮された設計がなされています。そのため、日常的に使うものだからこそ品質と使い勝手にこだわりたい、というニーズにしっかりと応えてくれます。
結論:トリーバーチはダサいのではなく上品
- トリーバーチは時代遅れなブランドではない
- 2000年代の大きな流行が「昔のブランド」という印象を与えている
- 大きなロゴデザインはトレンドに合わないと感じる人もいる
- シンプルでクラシックなデザインは流行に左右されず長く使える
- 一部で「おばさん向け」と言われるのは愛用者の年齢層が広いため
- 実際の購入者は20代から60代までと非常に幅広い
- バッグや財布はデザイン性と高い実用性を両立している
- SNSでは「上品で可愛い」「使いやすい」といった良い評判が多数
- 石原さとみさんや北川景子さんなど多くの芸能人が愛用
- 若い世代のインフルエンサーにも支持が拡大している
- フルラとはデザインの方向性が異なり好みに合わせて選べる
- アウトレットではお得に購入できるが専用品もあるため注意が必要
- ロゴが控えめなアイテムやモダンなデザインも豊富に存在する
- 選び方やコーディネート次第でどの年代にも似合う
- 「トリーバーチはダサい」という評価は一部の主観的なイメージに過ぎない